1. 若者の大工志望者の減少大工の仕事は3K(危険、きつい、汚い)とされる仕事の代表的立ち位置でしたが、最近では労働基準法の徹底やデジタル化により、肉体労働だけが大工の仕事ではなくなってきています。
2. 熟練大工の引退高齢化が進み、熟練の技術を持った大工が引退していくことも人手不足の原因です。今や大工の60%以上が50代以上となっておりインボイス制度を期に引退へ進む人も多くなっています。さらに数年後には団塊ジュニア世代の引退も控えており大工の減少は加速することが見込まれています。
3. 大工の賃金大工の平均年収は404万円で、日本の平均年収と比較して低い傾向にあります²。
4. 大工の労働条件の悪さ大工の作業の提示は朝8時から17時までですが、残業して片付けをしてその後事務所へ戻って事務作業することもあります。そのため長時間労働になりやすいです。
5. ベテラン大工のノウハウの継承問題建設業界では「背中を見て覚える」のが通例化しており、明確なノウハウのマニュアル整備が進んでいません。
これらの問題を解決するために弊社は、
労働環境の改善作業フローの効率化とマニュアル化福利厚生の改善若手へのノウハウ共有
を積極的に行いながら 厚生労働省が認定する「ユースエール認定制度」の導入を視野に入れています。
この制度は、若者の雇用や育成に積極的な中小企業を認定し、学生からの信頼を集めるうえでの指標となっています。 これらを実現することで若手大工が続けやすい環境を作り上げていきます。